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腎炎症候群

腎炎症候群

腎炎症候群は組織の腫れ(浮腫)、高血圧、血尿を特徴とする糸球体の病気です。


腎炎症候群には、突然または短時間に発症するもの(急性腎炎症候群)と、徐々に発症し進行するもの(慢性腎炎症候群)があります。

急性腎炎症候群は小児では1%、成人では10%の割合で急速進行性糸球体腎炎へと進行し、大半の糸球体が破壊された結果、腎不全に至ります。


原因


急性腎炎症候群はほとんどの場合、細菌の1種であるレンサ球菌による感染が原因です。

レンサ球菌感染後に起こる急性腎炎症候群(レンサ球菌感染後糸球体腎炎)は、主に2〜14歳の小児が咽喉または皮膚感染を起こした後にみられます。

ブドウ球菌や肺炎球菌など他の細菌による感染、水痘などのウイルス感染、マラリアなどの寄生虫感染から急性腎炎症候群が起こることもあります。

膜性増殖性糸球体腎炎、IgA腎症、ヘノッホ‐シェーンライン紫斑病、全身性エリテマトーデス、混合型クリオグロブリン血症、グッドパスチャー症候群、ヴェーゲナー肉芽腫症は、非感染性の病気ですが、急性腎炎症候群の原因になります。

急速進行性糸球体腎炎に進行する急性腎炎症候群はほとんどの場合、異常な免疫反応を伴う状態が原因で起こります。


慢性腎炎症候群の原因は、多くの場合特定できません。慢性腎炎症候群の多くは、急性腎炎症候群を引き起こすのと同様の状態から生じるとみられています。


症状は、急性腎炎症候群では、約半数の人には症状がありません。症状がある場合には、体液のうっ滞と組織の腫れ(浮腫)、尿量の低下、血液を含んだ黒っぽい尿がまず最初に現れます。

浮腫は最初のうちは顔面やまぶたのむくみとして現れますが、その後、脚のむくみが目立つようになります。腎機能が損なわれるのに伴って、血圧が上昇します。

さらに高血圧と脳の腫れによって、頭痛、視覚障害、重度の脳機能障害などが生じます。高齢者では、吐き気や全身のだるさ(けん怠感)などの非特異的な症状がよくみられます。


急速進行性糸球体腎炎では、脱力感、疲労感、発熱が最も目立つ初期症状です。食欲不振、吐き気、嘔吐、腹痛、関節痛などもみられます。

約50%の人で、腎不全が発症する1カ月ほど前からインフルエンザ様の症状がみられます。浮腫があり、尿がほとんど出なくなることがよくあります。高血圧はまれで、起こったとしても重度の高血圧になることはめったにありません。


慢性腎炎症候群では、普通は何年にもわたって非常に軽微な症状しか生じないため、ほとんど病気に気づかないまま経過します。体液のうっ滞(浮腫)が起こります。高血圧がよくみられます。腎不全に進行することがあり、かゆみ、疲労感、食欲減退、吐き気、嘔吐、呼吸困難が生じます。


診断は、レンサ球菌咽頭炎などの感染症にかかった後に腎機能障害の徴候がみられる場合には、急性腎炎症候群が疑われます。

検査により、尿中に存在するタンパク質の量や血球数の異常、血液中の尿素とクレアチニン(代謝性老廃物)の濃度の上昇がみられます。


急速進行性糸球体腎炎では、尿中に赤血球や白血球の凝集塊(円柱)が顕微鏡で観察され、血液検査で貧血や白血球数の異常増加がみられます。

腎炎症候群の疑いがある場合は一般に、腎生検を行って診断を確定し、原因を調べ、線維化の程度と回復の可能性を判断します。


このほかにも、腎炎症候群の原因の特定に役立つ検査があります。たとえば咽喉粘液の培養では、レンサ球菌感染の有無がわかります。

レンサ球菌に対する血液中の抗体価は正常値より高くなっているか、数週間にわたって継続的に上昇する場合があります。

レンサ球菌咽頭炎以外の感染症に続いて起こる急性腎炎症候群は、まだその感染症の症状があるうちに急性腎炎症候群の症状が現れるケースが多いため、診断は比較的容易です。

感染症の原因菌を同定するための培養検査と血液検査を行い、診断が確定されます。


慢性腎炎症候群は徐々に発症するため、発症時期が正確にはわからない場合があります。特に具合が悪いところはなく、腎機能は正常で、何の症状もない人の尿から、一般の健康診断で行う尿検査でタンパク質や血球が検出され、慢性腎炎症候群だとわかることもあります。

腎生検は、慢性腎炎症候群と他の腎疾患を判別する上で最も信頼性の高い検査です。ただし、進行した段階では腎臓が萎縮(いしゅく)して線維化が進み、原因を特定できるデータが得られる確率は低いため、生検はめったに行いません。


経過の見通しは、急性腎炎症候群は、小児では約80〜90%、成人では約60%で完全に回復します。


急速進行性糸球体腎炎の経過の見通しは、糸球体に残った瘢痕の程度と、感染などの基礎にある原因が治療可能かどうかによって異なります。

初期(数週間から数カ月以内)に治療を受けた人の約半数では腎機能が維持され、透析の必要はありません。

しかし、初期症状は軽微で漠然としているため、急速進行性糸球体腎炎になってからも多くの人は基礎にある病気に気づかず、腎不全になるまで医師の診察を受けないこともよくあります。

腎不全の進行した人は、透析を受けないと数週間以内に死亡します。経過の見通しはこのほか、原因、患者の年齢、ほかに病気があるかどうかによっても異なります。

原因が不明の場合や高齢者の場合は、経過の見通しは悪くなります。


急性腎炎症候群から完全に回復しない小児や成人に、無症候性血尿・タンパク尿症候群やネフローゼ症候群など別の種類の腎疾患が生じる場合があります。

また、特に高齢者が急性腎炎症候群になった場合は、慢性腎炎症候群になることがあります。


治療は、急性腎炎症候群の大半のケースには、特定の治療法はありません。腎機能が回復するまで、低タンパク質低ナトリウムの食事療法を実施することが必要です。

腎臓が過剰なナトリウムと水分を排出できるように、利尿薬が処方されます。高血圧症があれば治療が必要です。


細菌感染が急性腎炎症候群の原因として疑われる場合でも、腎炎は感染の1〜6週間後(平均2週間後)になって発症するため、抗生物質は効果がありません。

ただし、急性腎炎症候群と診断がついた時点でまだ細菌感染が持続していれば、抗生物質療法を行います。原因がマラリアである場合は、抗マラリア薬が有効です。


急速進行性糸球体腎炎の場合は、ただちに免疫抑制薬の投与を開始します。通常、高用量のコルチコステロイド薬を静脈注射で約1週間投与し、その後は内服薬に切り替えますが、内服薬の服用期間は人によってさまざまです。

免疫抑制薬のシクロホスファミドを投与する場合もあります。また、血漿交換によって血液中の抗体を取り除くこともあります。

治療が遅れると、腎不全になって透析が必要になる可能性が高くなります。慢性腎不全の人には腎移植を検討しますが、移植された腎臓で急速進行性糸球体腎炎が再発することがあります。


アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬はしばしば、慢性腎炎症候群の進行を遅らせます。降圧薬を服用したりナトリウムの摂取量を減らすことにも治療効果があると考えられます。

食事に含まれるタンパク質の量を制限するのは、腎機能が低下する速度を遅らせるのにある程度役立ちます。腎不全は透析または腎移植で治療するしかありません。




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